この記事は、サロンワークでトリートメントメニューとして行っている酸熱融合カラートリートメントで使っているDLT(ジカルボン酸、レブリン酸トリートメント)についてご紹介します!
DLTってなに?
DLTとはジカルボン酸、レブリン酸、トリートメントの略称。
トリートメント効果のある酸の力を借りて髪を綺麗に扱いやすくするいわゆる酸熱トリートメントと言われる種類のトリートメントになります。
従来のシステムトリートメントのようなトリートメントは髪の中に栄養を補給してシリコンの力でツヤや手触りの良さをカバーするようなイメージなのに対して、DLTでは独自成分のQCPという髪のたんぱく質に定着する結合水とジカルボン酸やレブリン酸の力によってダメージによる髪の歪みを整える効果で髪を綺麗にします。
酸熱トリートメントにも様々な種類があります
ここ近年よく見かけるようになった酸熱トリートメントですが、酸熱トリートメントと一括りに言っても様々な種類があります。
その酸の種類や特性によっても酸熱トリートメントで生み出せる効果・質感というのは変わってきます。
また、酸熱トリートメントも技術や知識のいるメニューになっているので、場合によっては失敗されて髪がチリついたり硬くなったりなんてことも…!?
上手く活用すれば満足度の高いメニューにもなるので、今まで酸熱トリートメントで失敗した方でも試す価値のあるメニューかと思います!
DLTはなにがいい?
DLTだからこその良さと他の酸熱トリートメントと差別化できる点はいくつかあり
- 硬さが出ない
- カラーと同時施術できるので時間がかからない
- カラー以外のメニューとも組み合わせることも可能
- 一般的なシステムトリートメントより効果が長持ちする
- 効果を実感できる
酸熱トリートメントをやったことがある方の中には、やり続けていたことによって逆に髪が硬くなり、コンディションが悪化してしまった方もいるかと思います。
これは酸によって髪が引き締まる収れん作用が過剰に働き過収れんを引き起こしてしまうことや高温のアイロンの熱を繰り返し与えることで起こるタンパク変性が主な原因とされています。
DLTはカラーと混ぜて酸熱融合カラートリートメントとしてカラーと同時施術できるので、カラーのアルカリダメージを発色やリフト力に干渉しない程度に和らげてくれつつ、過収れんも起こしません。
前述したQCPという結合水の効果で髪に水分が留まってくれるので、髪に潤いとしなやかさを与えながら酸熱の効果を得られます。
酸熱トリートメントのデメリットを排除しつつお互いの良さを邪魔しないのが特徴になってます。
アイロンを使った熱入れ工程のある施術にはリケラトリートメントを処理剤として使っているので安心です!(※ポリアミンAEE)
デメリットは?
デメリットというわけでもないですが、うねりの強いクセ毛の方に対してクセが伸びるということはありません。(還元剤が入っていないので)
酸熱トリートメントのツヤのある参考写真・動画は仕上げに熱入れのためのアイロンを行います。
その真っ直ぐツヤのある感じというイメージが先行してその辺を勘違いされて望まれると思っていた結果にギャップを感じてしまうこともあるかもしれません…。
うねりのクセ毛に対してクセを伸ばしたい場合は縮毛矯正の方が効果的です。
他にも日頃アイロンやコテを使う方は特にシリコン系のヘアケア剤を使っているとトリートメントの良さを実感しづらくなってしまうのでご注意!
DLTはどんな人におすすめ?
ダメージ毛、エイジング毛の方には効果を実感していただきやすいかと思います。
髪の乾燥や表面のホワホワしたクセが気になる方にはそれを綺麗にしてくれる効果があるのでオススメです!
酸熱トリートメントで取り上げられる写真は髪の長い方の写真が多く、髪の長い方がやられるイメージがある方もいるかもしれませんが、肩上のスタイルでも全然お使いいただけるメニューになっております。
日頃アイロンされる方は、お家でもトリートメントの効果を発揮・持続してくれるホームケアアイテムもオススメです!
まとめ
髪のダメージやエイジングによるパサつきを潤いある髪に導いてくれながらもカラー自体のダメージも抑えてくれるトリートメントになります。
近年お客さんのニーズも質感を大事にされる方が増えていますので、そんな要望に応えてくれるメニューになっているかと思います!
興味のある方は是非お試しください!
Instagramにも仕上がりを掲載してますので、是非ご覧ください!