今回はサロンワークでも導入する酸性ストレート(酸性縮毛矯正)についての記事になります!
酸性ストレート導入にあたっての経緯や酸性ストレートって従来の縮毛矯正とどう違うの?というところについて解説していきます!
プロ向けの専門的な解説というよりは一般の方に向けた内容にしていきますのでよろしくお願いします!
酸性ストレートとは
酸性ストレートとは酸性領域で髪の毛のくせの結合を切る(還元する)ことで髪のくせを矯正することができる縮毛矯正です。
従来の縮毛矯正はアルカリ領域で行う施術になっておりました。
この酸性領域かアルカリ領域かの違いで髪にとってもたらす効果が大きく変わってきます!
アルカリの縮毛矯正では軟化といってアルカリの作用で髪を膨潤させキューティクルなどを開いて軟化させながら髪の内部に還元作用を働かせます。
この作用は髪に負担をかけるもので、ダメージ毛・エイジング毛に対しては不向きなものになっていました。
ブリーチ毛やエイジング毛への白髪染めとの併用をさせてる方は美容室で縮毛矯正を断られたり、だんだん昔ほど綺麗に縮毛矯正が伸びないといったことがおこっていたのではないでしょうか?
これはダメージやエイジングでキューティクルが既に開いていたり開きやすい状態にアルカリでアタックすることで髪が過軟化してしまい還元しきる前に髪の体力が限界を迎えて、結果的に矯正できなかったということやビビリ毛になってしまうリスクがあるためです。
酸性ストレートは髪を膨潤させずにくせの結合を切ることができるので、ダメージ毛やエイジング毛でもかけられる縮毛矯正になります!
酸性ストレート導入の経緯
酸性ストレートを導入する経緯としては、お客様のニーズの多様化と人口の平均年齢が上昇してきていることにあります。
ここ数年、国内の問題としてずっと言われている少子高齢化の背景から、お客様で髪のエイジングや白髪に悩まれている方も増えています。
またそういった悩みの対応や、デザインの好みとしてのお客様のニーズの多様化からも、髪の履歴が複雑化してきていることは否めません。
そんな髪の状態がセンシティブな中で髪に負荷のかかる従来のアルカリ矯正に限界が見えてきたというところが酸性ストレートを取り入れた経緯です。
酸性ストレートが向いている人
縮毛矯正をかけたい方で酸性ストレートが向いてる人は以下の通りです。
- 髪が痩せてきたと感じる方
- 髪がダメージしている方
- 白髪染めをしている方
- ハイトーンでも縮毛矯正したい方
- 膨張毛・乾燥毛
- アルカリ矯正での失敗直し
従来のアルカリ矯正では綺麗に伸びきらなかったりむずかしいとされていた条件の方でもかけられる施術になっております。
また、従来の縮毛矯正をしたときによく言われた
- 当日のシャンプーは控えてください
- 1週間程度髪を結んだり、耳にかけたりするのは控えてください
- 数日髪は巻かない方がいいです
当店の酸性ストレートにおいてはこれら全てOKとなっております!
特に気にする必要はございません!
そういった点でも扱いやすいメニューになっております。
デメリット・注意点
酸性ストレートのデメリットや注意したいポイントとしては
- 施術できるサロンが少ない
- 太毛・硬毛のバージン毛にはアルカリ矯正の方がいい場合も
- 同日カラーをお断りするケースも
- カラー直後は間隔をあけた方がいい(2週間程度)
- 時間とお金がかかる
- 定期的にかける必要が出てくる(6〜8ヶ月目安)
酸性ストレートとカラーの併用については基本的に可能です。
ただし髪の状態によってカラーの同日施術がリスクになる場合は日を改めてカラーしていただくことになります。
また、直近でカラーした場合もリスクになりますので日を置いて施術することをおすすめします。
もとより縮毛矯正をしていた方が縮毛矯正をやめたい理由に「時間とお金をかけたくない」や「かけ続けるのが面倒」というのはよく言われますが、逆にその部分さえ必要なコストと捉えることができれば扱いやすく潤いとツヤのある髪になってくれることでしょう。
まとめ
従来のアルカリ矯正では、シャキンとした硬さが残ったり繰り返すことでダメージの心配があったり、ダメージした髪に対してのアタックが非常にリスキーなものでした。
酸性ストレートではそんな髪に対してもアプローチ可能な、髪に悩める方にとって可能性が広がる施術になります。
ダメージが原因で綺麗なストレートにならないと諦めていた方や歳を重ねたら髪を綺麗に伸ばさないと諦めていた方など、潤いと艶のあるストレートヘアは作れますので、お悩みの方は是非お試しください!
酸性ストレートについての疑問点などあればご質問も承ります!
酸熱トリートメントと合わせることでよりとんでもない潤いと艶が出ますよ!