髪を伸ばしていきたいので毛先を整えてください!
髪を綺麗に伸ばすには、こまめに毛先を整えた方がいいですよ!
こういった認識、ありませんか?
実はこれ、間違いです!
この記事では、髪を伸ばしたいなら毛先を整えるために切る行為は、伸ばすのを遅らせる原因になっているという内容を解説していきます!
なぜ切ってはいけないのか
物理的に考えて髪を切るという行為は髪を短くしているので、伸ばす目的であれば切った分だけ目的の長さまで到達するのを後退させてしまいます。
髪を最短で伸ばすために大事なことは、いかに髪を切らなくてもいいようにするかです。
梳くという行為も切る行為と同義で、髪を伸ばすにあたってはあまりいい手段とは言えません。
梳くことで毛先から薄い状態になっていき、結局毛先を整えたくなるので、その分の髪は短くなるという繰り返しになります。
髪を伸ばしてく過程で量が気になるのであっても、質量的にはこれから伸びるほど増えていくので、伸ばす過程の重さを我慢できないのであれば、途中で伸ばすのを断念する可能性も高いです。
どうしても髪を伸ばしたいけど軽さも求めたい方は、レイヤースタイルなど軽さを求めた髪型もありますので、美容師と相談してみるといいでしょう。
髪を切らないために必要なこと
髪を伸ばす目的で切らないために必要なことは以下の2つです。
- カットの整合性
- 髪を傷ませないこと
それぞれ少し掘り下げていきます。
カットの整合性
つまり、カットが上手か否かということです。
※ここでのカットの上手い下手の定義は、髪型に整合性があるかどうかとします。
少し厳しい話かもしれませんが、髪型の持ちはカット次第でその後に大きく影響してきます。
伸ばす過程でその時その時でできる髪型に切る余地はあれど、ある程度まで伸ばせば基本的には放置するだけの状態にはできます。
そこで合間に余計な手を加える、ないしは加えないといけなくなってるから伸ばす過程が長引いてしまっているのです。
髪を傷ませないこと
毛先を整えたくなる原因の1つに枝毛や切れ毛といった、ダメージ要因があるかと思います。
ですが、そもそも髪の毛は余程のケミカルダメージ(カラーやパーマ等)を受けなければ、日常的に晒されるダメージ程度ではそこまで傷みません!
思ってるより意外と髪の毛は丈夫です。
それなりのケアをご自宅でもしていれば、毛先を切らないとどうしようもないという状態には基本ならないはずです。
中にはカラーやパーマをしながら伸ばしていきたい方もいると思いますが、ケミカル的なダメージは美容師の技量にも依存しますし、さすがに薬剤も良くなってきているとはいえ、デザインに特化した施術を繰り返していれば無理が生じてくる場合もあります。
ダメージを気にするならカラーやパーマをしてはいけないという話ではないので、ここではダメージに配慮した適切な施術やセルフケアも大事だということを覚えておいてください。
まとめ
サロンワークをしていて、髪を伸ばしたいけどなかなか伸びなくて困っているとお越しになる方もいるのですが、この要点に添って伸ばしていけば最短で確実に伸ばしていけますし、お客様も「今までのはなんだったんだろう」と思うほどに伸ばせているのを実感できています。
髪を伸ばすにも毛先をこまめに整えた方がいいというのは、髪を伸ばされるとお客様の来店頻度が下がって困るという美容室側の都合や整合性の高いカットができない美容師の言い訳という側面もあります。
これから髪を伸ばそうと思っている方は是非参考にしてみてください!