近年、酸性ストレートや酸性パーマなど美容室での酸性メニュー(施術)というのが台頭してきて一般的にも目にする機会が増えたかと思います。
しかし、中には
- 今までのパーマや縮毛矯正とどう違うの?
- 良さはなに?
- 私にはどっちが合ってるの?
といった疑問を抱いている方も多いと思います。
以前にも似たような記事で解説していますが
この記事ではもっと簡単に酸性メニューの良さや、あなたに合っているのか否かがわかるような解説をしていきます。
酸性施術の特徴
酸性施術の特徴を今までのアルカリ施術と比較して一言で表すと、髪に与える負担が減るというところです。
例えば縮毛矯正(アルカリ施術)のときに髪にかかる負担(ダメージ)を簡単に説明すると、薬剤を髪に浸透させるときの負担と髪のくせを伸ばすときの負担にわけることができます。
アルカリ剤は薬剤を髪に浸透させるためにキューティクルを開く作用がありますが、これがダメージリスクになります。
酸性ストレートではこの負担が省けるのでダメージリスクを下げることができます。
文章では地味な違いに見えますが、これが結果に大きな差を出すわけです。
これが酸性施術独特のツヤにも起因する部分であり、酸性施術の良さになります。
ここまで見るとアルカリ施術が良くないように感じてしまうと思いますが、薬剤を髪に浸透させるためにキューティクルを開く作用が働かなければ単純に薬剤が浸透せずにかからないという結果に終わってしまいます。
なので人によってはアルカリ領域での施術は必要であり、決してアルカリ施術が悪ではないということは抑えておいてもらいたいポイントになります。
では次に、あなたは酸性施術の方が向いているのか否かというのをお伝えします。
酸性施術が向いてる方
酸性施術が向いている方はダメージ毛やエイジング毛の方です。
過度なダメージやエイジングにより髪の表面がパヤパヤしたりチリチリするなどの場合は酸性施術であってもその時点で薬剤は髪に浸透しやすい状態にあるので、アルカリによる負荷は余計なものになってしまいます。
髪に様々な施術の履歴があったり、細毛・軟毛、40代以降で白髪染めやカラーをされている方はやるならほとんどの場合で酸性施術がマストかと思われます。
逆に太毛・硬毛、バージン毛などの縮毛矯正やパーマではアルカリ領域の薬剤で施術しないとかからないことになってしまいます。
まとめ
今まではダメージ毛・エイジング毛の方には縮毛矯正やパーマなどはダメージリスクが高く、場合によってはお断りされたりお客さん側でいいイメージがない方も多かったと思います。
そういった方には酸性施術はとてもいいメニューになりますし、逆に言うと酸性施術だから傷まなくていいとか流行ってるからやるというわけではなく、必要な人にしっかりと理解してもらって選んでもらえるといいかと思います。
縮毛矯正を定期的にやっている方やこの記事で書いた向いている方に当てはまる方は是非お試しください。