最近なんだか髪のパサつきが気になる…
このようなお悩みを抱えてはいないでしょうか。
毎日トリートメントしてるのになかなかパサつきが改善しないとお困りの方も多いと思います。
この記事では、そもそもその髪のパサつきの原因はなんなのかというところにフォーカスしていきながらその対処法も交えながら解説していきます。
髪のパサつきの原因
髪のパサつきの原因には以下のようなさまざまな要因があります。
- 物理的要因
- 化学的要因
- 髪質
- カット
それぞれ具体的にどのようなことなのか見ていきましょう。
物理的要因
物理的要因とは、髪と何かが物理的に擦れることで髪にダメージを与え、それがパサつきにつながることです。
日常的に行うことで髪がパサつくほどの原因になってしまう行為というのはそれほど多くはないので、そこまで神経質にならなくても大丈夫ですが、気を付けてほしいのは髪が濡れている状態での摩擦です。
髪が濡れたままというのは、髪が無防備の状態に等しく物理的な摩擦に弱い状態になっています。※ダメージ毛やエイジング毛は特に
例えば髪が半乾きのまま寝てしまうと、髪と枕が接触した部分だけパサついたり枝毛になるといったことになる場合もあるので、就寝するときや髪を結ぶとき、被り物を被る前には必ず髪を乾かし切るように心がけましょう!
特に毛量が多い方やめんどくさがりな方やせっかちな方はこのようなことがきっかけになっていることも多いのでご注意を!
こだわる方は就寝時にシルク素材のナイトキャップを使用しているのもおすすめです。
髪が濡れている状態で軋みや引っ掛かりを感じる方は、乾かす時のタオルドライもゴシゴシ擦らずに髪の中間から毛先にかけてタオルに水分を移すようなイメージで優しく握るように水気を取ったり、タオルではさんで軽く叩くように水気を取ることを心がけてみましょう。また、引っ掛かりが激しい際に無理矢理ブラッシングやコーミングするはやめましょう。
物理的要因で気を付けておきたいポイントをまとめると
- 半乾きのままにしない(仕上げは必ずドライヤーで乾かすかスタイリング剤で仕上げる)
- 優しくタオルドライ
- 粗歯の櫛やブラシでとかす(引っかかる場合は無理にとかさない)
- 洗い流さないトリートメントを使う
- ナイトキャップを使ってみるのも○
化学的要因
美容室で行うカラーやパーマ、縮毛矯正の多くやご自宅でも染められるカラー剤は基本的にアルカリ性のものが一般的です。
髪がアルカリに晒されることでキューティクルが開いたり傷つきやすくなります。
キューティクルが開きっぱなしや傷ついた状態では、髪のタンパク質や脂質・水分も流出してしまうので、結果的に髪のパサつきにつながります。
髪型のデザインや髪の悩みを解決する手段としてカラーやパーマ、縮毛矯正は必要な場合もあり、施術する場合は美容師側の努力でダメージは減らせても0にすることはできません。
ダメージを恐れてカラーやパーマ、縮毛矯正をしない選択を取っても、また別の悩みを抱えたままにもなるので、割り切りも必要です。
自分でできる対策として
- セルフカラーをしない
- 薬剤施術のうまい美容師に施術してもらう
このようなことでリスクを軽減できてくると考えられます。
髪質
そもそも髪質が原因でパサついて見えるということもあります。
くせ毛やエイジング毛では髪が生えてきた時点から艶がない場合ということも充分にあり得ます。
くせ毛やエイジング毛の方が対策やヘアケアで求められる艶にも限界があるので、どうしても髪の艶を求めたい場合は、縮毛矯正も選択肢になってきます。
また、似た対策としてヘアアイロンでスタイリングすることも見た目のパサつきを抑えるという点だけ見れば対処法になります。※熱ダメージを考えるとヘアケアとの併用は必須です。
熱ダメージ対策にはポリアミンAEEが入ってるリケラエマルジョンが最適です。
自毛を活かしたい場合などはスタイリング剤を使ってウェットな質感を作ることを意識するとツヤを出したり髪の広がりを抑えることができます!
カット
これは大枠で物理的要因にも分類できるのですが、大切なことなのであえて別枠で解説します。
カットによって髪がパサつく理由は
- 梳きすぎ
- 研がれていないハサミで切られる
- ドライ時のレザーカット
- etc
お客さん側にも理解していてもらいたいのは、毛量を減らしたい目的で梳く行為はやればやるほど髪を汚します。
減って嬉しい気持ちもわかりますが、綺麗な髪を目指す上では共存しづらい点であるので、その辺はご理解ください。
美容師としては、いかに少ない手数で髪型を作り上げることがポイントになるでしょうか。
ここを見直す点を挙げるとするならば、カットの上手い美容師に切ってもらうということになります。
まとめ
髪のパサつきの原因は一つに限りません。
これらの要因を複合的に精査して対策に努めてみてください。
色々考えて悩んでるままではなく、まずはやってみるということが大切です!