肩につくギリギリのラインだと「毛先が肩についてハネる」というのは今や常識的な認知になっているかと思います。
髪を伸ばそうにも毛先が肩についてハネるから毛先を切って結局伸ばせないなんて方もいるのではないでしょうか。
毛先が肩についてハネるというのは、さも毛先が肩にあたってしまうのが原因かのように捉えられがちですが、それの本当の大きな要因はハネるようなカットラインになっているからなんです!
この記事では、毛先が肩についてハネてしまう原因とハネないための要点をまとめていきます。
肩についてハネる要因
まずは肩についてハネてしまういくつかの要因を見てみましょう。
- 段差の整合性が悪い
- アウトラインに角が残っている
- 梳きすぎ
概ねこれらのうちどれかが当てはまるだけで毛先がハネる可能性がでてきます。
このようにアウトラインがガタガタで段差の整合性も悪く、そのため量感も重たくなってしまい、セニングで梳いて調整した髪型だと、いくらブローやアイロンを入れても肩について毛先が跳ねてしまいます。
※というか毛先が肩に付く付かないに関わらず、まとまりの悪い原因になってしまいます。
髪が収まるためには、カットの整合性が非常に重要になってくることがお分かりいただけたかと思います。
毛先が肩につく長さの髪型はどうしたらいい?
髪を伸ばしていく過程など、毛先が肩につくくらいの長さのときの髪型はどうしたらいいのかというところに少し触れておきます。
- 肩についてもまとまるような髪型にする
- ハネさせやすい髪型にする
肩についてもまとまるような髪型
肩についてもまとまるような髪型というのは、なにか特別なカットをする必要があるというわけではなく、ごく普通にカットして乾かしたら本来そうなっていなければならないものなのです。
専門的な言葉を使うと、よりベーシックに捉えられた髪型に近くなるほど髪型の整合性は上がりやすくなります。
シビアな意見にはなりますが、乾かしてもブローしてもなにをしても髪型が収まらないというのは、何も肩につくのが悪いのではなく、単にカットの整合性が低かったということに他なりません。
ちなみに先ほどの写真のビフォーアフターですが
要点を押さえれば、ブローやアイロンを使わずハンドドライのみで丸く収まった髪型にすることは可能です。
こういった髪型は毛先が肩についても、毛先が肩口に沿って馴染むのです。
ハネさせてもいい髪型にする
これはある程度デザインにも寄せた髪型にするということです。
レイヤーをしっかり入れることで裾に軽さを出すことで、あえて動きを加えるという発想です。
ウルフやレイヤースタイルなどが想像つきやすいかと思います。
普遍的な髪型では物足りない方や、ご自分でもスタイリングすることができたり好きな方に向いている選択肢だと思います。
※ここで間違ってほしくないのは、スタイリングでデザインとしてあえて巻いたりハネさせているのと、どうしたってハネてしまうのとでは、全然話の次元が違うということです。
まとめ
以上のことからも、髪型の優劣はカット技術にかなり依存するということがお分かりいただけたかと思いますし、このようなお悩みを抱えている方は思い当たる節があったのではないでしょうか?
どうしてもこのようなお悩みがなくならないという方は是非「カット」にこだわってみてはいかがでしょうか。