白髪が出始めてきて気になってはいるんだけど、はたして白髪染めに切り替えるべきなのか、どうしたらいいのか悩んでいませんか?
「白髪染め」というだけでどこか今までとの違いにネガティブな気持ちになったり、白髪染めにしてと自分から美容師にお願いするのも意外と体力を使うことだと思います。
この記事では、このような悩みが多い主に30〜40代のファーストグレイ世代の方向けに、白髪に対してどのように対応すればいいのか、いくつかの方法や考え方をご紹介していきます!
まだ自分には関係ないと思っている方も、もう既に白髪染めをしている方でも最近流行りの「脱白髪染め」や「白髪染めない白髪染め」などにも通ずる内容であり、白髪染めに対する視野が広がると思いますので是非ご覧ください!
ファッションカラーと白髪染めの違い
そもそも今まで染めていたファッションカラーと、これから移行していくかもしれない白髪染めの違いについて少し触れておきます。
ファッションカラーと白髪染めの大きな違いは、メインとなる色素とその染料濃度です。
白髪染めではメインとなる色素は茶色(ブラウン)がベースとなり、その染料濃度は濃いです。※他にもあるんですが、ここでは便宜上ブラウンをベースに語ります。
ファッションカラーでは白髪染めとは異なり、メラニンをどのくらい削るのかという力+多様な鮮やかな淡い色がそれぞれあるという形になります。
白髪染めでは染料濃度が濃く、白髪に染めるために薬剤のパワーも比較的高いため、ダメージしやすかったり仕上がりが暗いという印象を持たれる方が多いです。
逆にファッションカラーでは白髪に色を入れる染料も力も足りず、色が入らず染まらないという見方になってしまいがちです…。
おすすめの方法
白髪染めへ完全に移行する前におすすめな方法がいくつかあります!
基本的に白髪は黒い(暗い)ところに白があると際立って目立つということなので、そこをどうやって目立たなくさせるかというところになってきます。
以下の方法はどれも白髪を染めるというニュアンスではなく、白髪をぼかす・馴染ませる・活かすというイメージのアプローチになります。
- 明るめファッションカラー
- 明るい白髪染め
- ハイライト
これらの方法を1つずつ掘り下げていきます。
明るめファッションカラー
白髪が気になり始めたファーストグレイ世代の白髪率はおおよそ5〜10%ほどです。
その程度の本数の白髪に注力しすぎて全体を白髪染めにしてしまってデザインの幅を狭めてしまうのは非常にもったいないように思います。
職場などの規定や本人の好みなどが許すのであればできるだけ明るくするほど白髪は紛れて気になりづらくなります。
数本程度の白髪で職場などの制限もなければ、まずはこのやり方をおすすめします!
メリット
- 今までと変わらずファッションカラーでデザイン楽しめる
- 白髪を最低限目立たなくできる
デメリット
- 明るいほど伸びた黒毛との境目が気になりやすい
- 中途半端なトーンだと白髪が浮いて見える
明るい白髪染め
ファッションカラーと白髪染めをミックスして染めるやり方です。
黒毛もそこそこ明るくして、白髪に対してもそこそこ染まるように調合してうまく馴染ませて白髪を目立たなくさせるというもの。
多少白髪の部分が明るくても天然のハイライトのようになり、今までのファッションカラーの延長で色味を選べたり染められるのが強みです。
自分がサロンワークでよくやる方法です。
白髪が気になるというお客様のほとんどはこの方法で幅広く対応しています!
メリット
- 今までのカラーの延長で白髪に対応できる
- 白髪も染めつつある程度の明るさも得られる
デメリット
- 完全に白髪と茶髪の差が埋まるわけではない
- 白髪染めの調合割合が大きくなる場合、白髪染め特有のデメリットも反映される
※セルフカラーでファッションカラーと白髪染めを独自に調合するのは危険ですのでやめましょう。
ハイライト
近年トレンドになっているやり方です。
白髪の延長にハイライトをピックアップすることで白髪を馴染ませたり、よりファッションカラーとの調和がとりやすくなります。
明るい白髪染めと掛け合わせることでハイライトと明るい白髪染めの良さが引き立て合ってくれたりもします!
メリット
- 明るい白髪染めと相性がいい
- ファッションカラーの延長でカラーができる
デメリット
- 色落ちしたときに明るくなる場合もある
- 通常のカラーと別でコストがかかる
注意点
白髪染めへ移行するべきか悩んでる方で以上のことを知らないで白髪染めをしてしまった場合、損することになってしまいます。
白髪染めをしてしまうと、その後に明るくすることがむずかしくなってしまうからです。
白髪染めされた髪は明るくなりづらい状態になっているので、それを明るくするために髪に必要以上の負担をかけることになったり、色を抜いてもムラになりやすい原因になってしまいます。
まずは明るく染めることや明るい白髪染めのような方法から挑戦してみることをおすすめします。
また、ファッションカラーから白髪染めに切り替えたタイミングで、ジアミンによるかぶれを起こす場合もあります。
自分の肌が薬剤に反応してしまうのか見るためにパッチテストは必ず行ってもらうようにしましょう!
まとめ
今では様々な方法で白髪のお悩みに対応する方法があります。
髪質や一人一人の感じ方によっても向き不向きはありますので、これらのようなやり方があるということを知った上で美容室で相談してみましょう。
既に白髪染めをされている方で脱白髪染めをお考えの方は、それについてまとめた記事もありますのでそちらもご覧ください。